今日は、たまたま本屋で非常に興味をひくタイトルの本を見つけました。「単身急増社会の衝撃」(藤森克彦著)です。私も単身世帯の増加は注目しているメガトレンドであり、6月にかなり多面的な分析を実施し、アイデアレベルですが複数の事業を考えました。まだ「はじめに」しか読んでいませんが、多くの示唆がありそうです。私の分析との視点との違い、根拠、違う見方など、広い角度から考えながら、ゆっくり読んでみたいと思っています。
単身世帯増加の構造、現状のチャートは「トレンド・トピックス」に載せました。分析資料があるのですが、載せるには修正が少し必要なため、後日アップします。意見等ありましたら、教えて下さい。
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宮崎 敦史 (火曜日, 30 11月 2010 13:13)
以前NHKで「無縁社会の衝撃」という番組を見て大変衝撃を受けました。TV番組なので多少センセーショナルに作ってあるとは思いますが、他人事ではないなと思いました。
原因として初めに思いつくのは、高度成長期における都市化の進展ですが、都市化は資本主義が発展するにあたって必ず起きる現象かと思います。
だとしたら単身社会の増加は、他国でも起こっていることですよね。
だとしても日本の現状及び将来は、あまりに悲しすぎます。
何か日本に固有の事情というのは、あるのでしょうか?
敗戦から高度成長に至る過程で、深い部分で精神構造も含めて日本社会が破壊されてきたという事でしょうか?
原因にこのようなおセンチな事を考えるのは、西風さんはおそらく嫌いなのでしょうけど・・。
他国の状況と統計的に大きな差異はあるのでしょうか?
どうお考えですか?
西ちゃん (火曜日, 30 11月 2010 23:12)
コメントありがとうございます。
まず他国の状況ですが、詳しく把握はしていませんが、ヨーロッパを中心に、単身世帯比率が日本より高い国は少なからず存在します。ドイツ、イギリス、ノルウェー、フィンランドの単身世帯比率は30%を超えています。だから、日本が特別に単身世帯比率が高いということではありません。
日本の単身世帯の増加には、高齢化、未婚化、地方の衰退による過疎化、家族に対する価値観の変化など、多様な要素が影響を及ぼします。都市化の進展もその1つにあげられます。
日本固有の事情としては、以下が考えられます。
①超高齢化
女性の平均寿命は男性より7歳程度長い
現在の高齢層は、妻よりも夫の年齢が上である場合が多いことから、女性(妻)は夫の死後、10~15年程度、1人での生活を送らなければならないことになる。以前は子供との同居率が高かったが、現在は都市部を中心に子供との同居率が下がっているため、高齢単身女性が1人で生活するケースが増えている。
②シングル化
この場合の対象は50歳前後の男性の高い未婚率です。理由は一概に言えませんが、50歳時点の未婚の割合を示す生涯未婚率は男性が16%、女性が7%です。50歳の男性は10人中1.6人が未婚となる計算になります。北欧ではさらに高いようですが。
③スピード
日本の単身世帯の増加は急速です。これらは未婚率の上昇、少子化についても同じです。だから社会制度が追いつきません。そのことが、相対的な単身世帯のリスクの高さを生んでいます。北欧を中心に、社会保障が手厚い国は、単身世帯についてもセーフティネットの仕組みがあるようです。日本の社会制度は、単身世帯を視野に入れていないため、単身世帯の人が病気になったり、失業した場合、短期間に生活を維持できない可能性が高くなってしまいます。
いずれにせよ、また新しい視点における分析結果、意見を掲載したいと考えています。
宮崎 敦史 (木曜日, 02 12月 2010 16:30)
ご返答ありがとうございます。
やはり単身世帯の増加は、他国でも起きていることなんですね。
日本の男性の未婚率が、高いのは知りませんでした。
スピードが速いのは、団塊の世代の影響でしょうか?
いずれにしても日本の家族観が変容したことを嘆くよりも、制度的な手当が早急に必要ですね。
「単身急増社会の衝撃」僕もお正月にでも読んでみたいと思います。
西ちゃん (木曜日, 02 12月 2010 20:13)
コメントありがとうございます。
いずれにしても、私の子供の頃と比べて、人と人との結びつきが弱くなっているのを感じます。
家族の中での役割や助け合い、地域社会における地をベースにした価値観の共有による「村」、その村における助け合い、貢献といったことよりも、「個人」が重んじられる一方で、以前に持っていた社会から受けるメリットが失われているのかも知れません。
組織に属することで失うモノ<個人重視により得られるモノ
と思っていたら、意外と組織の助け合いにより得られるモノが多いということかもしれません。
人は1人で生きていけません・・・。