家電量販店のポイントの正しい計算方法

 最近アクセスが減少傾向であるが、今回は軽い話題でいってみたい。言わずと知れた家電量販店で買い物をすると付くポイントであるが、皆さんは正しい計算が出来ているだろうか?それほど大げさな話ではないが、考えてみてほしい。あなたは、○ド○シカメラの店頭で162,800円(税込)のノートパソコンの購入を検討しています。ポイントは20%付きます。さて、このノートパソコンの実質価格はいくらになるでしょう?

 162,800円×80%=130,240円、とつい答えを出してしまうが、本当は異なる。ポイントの計算については、162,800円×20%=32,560、となる。これは正しい。しかしながら、162,800円-32,560円=130,240円は正確ではない。

 

 考慮すべきは、「ポイントで購入したものには、ポイントが付かない!」という事実である。ノートパソコンで獲得したポイントで32,560円の買い物ができるが、その買い物にはポイントが付かない。同じ商品を、現金で買った場合、それが10%のポイント付与率であれば、32,560円×10%=3,256円のポイントを獲得できる。しかしポイントで購入した場合は、それを放棄することになる。

 

 結果として、162,800円のノートパソコンの実質価格の計算は以下になる。ポイントで購入する商品は通常の最低ポイントである10%を用いている。

 

162,800円-(162,800×20%-162,800円×20%×10%)=133,496円

 

 示唆として、獲得したポイントで商品を購入する場合は、できるだけポイント付与率の低い商品と交換することである。そうすれば、放棄することになるポイントを低くできる。最高におススメは、ポイントが通常は付かないであろう任天堂のWiiやアップルのiPodといった商品である。もしポイントが付与されない商品をポイントで購入した場合、その逸失する獲得ポイントが0になるため、例にあげたノートパソコンの実質価格も下がることになる。

 

162,800円-(162,800×20%-162,800円×20%×0%)=130,240円

 

 間違っても、ポイント付与率の高い商品と交換してはいけない。もし、15%のポイント付与率の商品と交換した場合、上記の例はさらに下記になる。

 

162,800円-(162,800×20%-162,800円×20%×15%)=135,124円

 

 「?」と思ったら冷静に計算することが肝要である。

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